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陳平の嫁さんの・・・② [史記メモ]

陳平と孫娘を結婚させようと決めたのは、おじいちゃん、おばあちゃん??

気になって引き続き調べてたのですが^^;

何冊かの小説では、「おじいちゃん」になってる事が多いんですよね。
史記の原文は「張負」だそうで、問題はこの「負」のようです。

昨日、図書館で大漢和辞典(大修館書店)を引いてきました。
(貸し出し禁止ですが全部揃ってて、助かる。地名調べなどに時々使用 ^^)

「負」・・・18番目の意味に、ばば、老母、老婦人とありました。そして、例文に、陳平の史記のこの箇所と、
劉邦の本紀の最初の方の、
沛県の酒屋のおばあちゃんの、王媼(王ばあちゃん)、武負(武ばあちゃん)が挙げられていました。おお!

岩波文庫の「史記世家」を再度読み直してみると、注釈のページに、
原文は「張負」で、この「負」は「婦」と同音。老母の意味。(史記)考証の説に従う、と書かれています。

「史記考証」に従わない場合は、張負という名のおじいちゃんと訳しても可なのでしょうか?^^

改めて考えていると、沛県の酒屋のばあちゃん(おばちゃん?)達も、陳平のお嫁さんのおばあちゃんも、
当時の女性が社会進出して、発言権もあった事の証明にもなるのかもと、ふと思いました。
現代でも女性の経営者は多くない気がするし^^(小さな酒屋かもしれませんが)

そういえば、「大漢風」のオリジナルですが、曹姫も飲食店を経営してて、女性陣では唯一自立してましたね^^
(月姫も途中からは軍内の労働者に・・T_T)(君児も召使として労働してたか!)

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